ファイルを新規作成する際に必要な複数の操作をひとつのコマンドにまとめ、ワンクリックで実行できるようにするカスタマイズがよく行われます。
作成したコマンドはメイン画面の目立つ場所に配置します。
ユーザは複雑な手順を覚えることなく、間違いのない登録作業が可能となります。
いくつかの例でご説明します。
設計変更依頼アイテムの作成には必要な情報を記載したり採番を行ったりといった手順が必要です。そこで設計変更依頼アイテムの作成を専用コマンドとしました。
メイン画面のコマンドパネルに追加された設計変更依頼作成ボタンをクリックすると、次の動作が自動で行われます。
ここまでの定型的な操作が自動化されるため、すぐに今回の設計変更依頼に必要な入力作業を開始することができます。
登録済みの図面を流用して新しい図面を作成するコマンドです。
メイン画面で流用したい図面を選択して流用設計コマンドを実行すると次の動作が自動で行われます。
流用元ファイルのコピー、属性の転記といった操作が自動化され、すぐに図面の編集に取りかかれます。
設計に必要な各種ドキュメントを登録する際、テンプレート、採番ルール、登録先などが統一されるように専用コマンドを作成しました。
登録先フォルダを選択して文書登録コマンドを実行すると、次の動作が自動で行われます。
登録先フォルダの不正チェックなども自動で行われるため、だれが文書登録を実行しても正しい登録先に正しい属性が設定された状態で登録されます。
管理者目線でも非常に有用なコマンドとなっています。
以上、いくつかの自動化コマンドの例をご説明しました。
よく使う操作を自動化してしまうことで、ユーザは最低限の操作でシステムを効率よく使いこなすことができるようになります。