よくあるカスタマイズ10

<出図処理> 2026年6月22日配信

 出図処理は、設計部門で作成し承認された図面や書類を製造部門や購買部門に正式なものとして配布するプロセスを指します。

 出図処理のプロセスにおいて以下の処理が必要となります。

  • 図面や書類の承認
  • 主となる図面と関係書類の関連付け(配布物のセットの作成)
  • どの部門に何部配布するかの指定
  • 配布先の指定内容と配布物(図面や書類)の内容を記載した出図リストの作成
  • 設計変更による出図の場合は、変更箇所の連絡書の準備
  • 図面への押印と印刷処理

 

これらの煩雑な処理を補助するためのカスタマイズが行われます。

  • 設計BOMから出図対象の図面と関係処理を収集し、出図対象のセットを作成する。
  • 出図対象に対して、事前に設定した配布先や、よく使う配布先、部数のパターンを選ぶだけで配布先を決定できるようにする。
  • 承認者は配布物のセットの単位で出図リスト順に結合されたPDFで内容閲覧でき、一括承認できるようにする。
  • 出図依頼の画面での入力内容から出図リストを自動で生成する。
  • BOMでの設計変更内容に対して、変更前後の比較を行い差分リストを自動生成する。
  • 用紙サイズや配布先に応じて印刷方法を自動で振り分け、印刷時に出図印を重ねる処理を行う。

出図先・部数の入力画面例

 

【自社の出図機能の拡張】

 SDK(Software Development Kit)により、標準の「承認依頼」や「承認完了」機能に自社独自の「出図処理」機能を拡張する開発を行うこともできます。

 

【スナップショットの自動作成】

 出図が完了した図面とBOM構成は、確定した正式内容として編集を制限するロック処理と、スナップショットの自動作成がカスタマイズとしてよく行われます。

 スナップショットデータを漏れなく作成しておくことで、以下の役割に使用できます。

  • 出図時点の内容の確認や流用元に使用できます。
  • 次の設計変更時に、設計変更差分内容を出力するための設計変更前情報として使用されます。
  • 設計変更を途中で取りやめた時に、設計変更前に戻すための情報として使用されます。